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2022-1-2 Shimokitazawa

On my way back to my parents’ house today in Shimokitazawa, I saw a very cool girl with bleached blond hair, wearing an oversized black Champion down jacket, dark gray sweatshirt cargo pants or sarouel pants, and stiff black boots, reminiscent of underground rap. Her fashion sense was amazing. That’s Shimokita.

今日の実家への帰り道の下北沢でchampionのオーバーサイズの黒いダウンジャケット、ダークグレーのスウェット製だろうカーゴパンツあるいはサルエルパンツ、ゴツい黒いブーツをした、アンダーグラウンド・ラップを彷彿とさせるとてもカッコいい女子が金髪の女の子と一緒に歩いていた。ファッションセンスものすげぇ。さすが下北。

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日常

EXIT from Social Media (test post)

「何かをわざわざ主張するということは、多かれ少なかれ既存の何かに対する違和感の表明であったり異論反論の性質を帯びるわけで、その主張に対しては、当然ながら既存の何かからの異論や反論が待ちかまえている。個人的な必然性は社会的な必然性との軋轢によって生まれるし、それは新しい軋轢を必ず生む。好むと好まざるとにかかわらず、個人的な必然性に基づくあらゆる主張は、既存の何かに対する宣戦布告であり、ある体制に対する闘争の開始を意味する。だから、文筆には闘争を闘い抜くための心身の強さが求められる。」(樋口恭介)

エゴサ地獄やいいね中毒。
そして「他人を許せない」正義中毒によるバッシングや誹謗中傷から起きた木村花さんの自殺であり、樋口恭介さんの隠遁だ。
俺達はプラットフォームの奴隷だ。
「Facebookは最悪のソーシャルメディアである」(ベルナール・スティグレール)
ソーシャルメディアからのEXITを真剣に考えなければならない。
千葉雅也はかつて「全身ヴィトンの男」とツイートした。
俺達は既存のコードの枠組みのうちで享楽する。
今や俺達は予め企業によって用意された枠組みや箱庭の中でしか遊ぶことができない。
ゲーム、YouTube、音楽、映画、TV、読書、漫画、アニメ、スポーツ、ファッション、化粧、コスメ、ギャンブル、料理、旅行、その他娯楽とされるものあるいは人間の活動全て。
「クリエイティブ」「イノベーション」の重要性が盛んに喧伝されているが、無から工夫して遊ぶということがない。
楽しむための工夫をしない。
いや、できないように営利企業によって仕向けられている。
全てが自己顕示であり、自己慰撫であり、広告でしかない。
情報の過剰と飽和。
資本主義によるデジタルな汚染が人の心の中まで、無意識までをもコントロールしている。
資本がウェブでの動力源だ。
要するに金だ。
俺達は自己の欲望、セクシャリティ、アイデンティティ、思想、そして信仰ですら営利企業によって営利企業の都合の良いように統制され、刺激され、条件づけられ、管理され、コントロールされている。
しかしそのことを告発する身振りも同じく営利企業であるTwitterやFacebookといったプラットフォーム上でなされているという自己撞着に陥っている。
いみじくも仲山ひふみさんが仰ったように「(最後に)笑うのはプラットフォームのみ」。
この告発もそうした自己撞着、自己欺瞞から逃れられない。
ソーシャルメディアからのEXITあるいは解脱は可能だろうか。

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日常

EXIT from Social Media (test post)

“The fact that we take the trouble to assert something is more or less an expression of our sense of discomfort with something existing, or an objection to something existing. Personal necessity is born out of conflicts with social necessity, which inevitably leads to new conflicts. Whether we like it or not, every assertion based on personal necessity is a declaration of war against something existing, the beginning of a struggle against a system. Therefore, writing requires the physical and mental strength to fight through the struggle.” (Kyosuke Higuchi)

Egotistical hell and nice addiction.
Hana Kimura’s suicide and Kyosuke Higuchi’s seclusion occurred because of the bashing and slander caused by the justice addiction that “cannot forgive others.”
We are slaves to the platform.
“Facebook is the worst social media of all.” – Bernard Stiegler
We need to seriously think about EXIT from social media.
Masaya Chiba once tweeted, “There was a full-body Vuitton man.”
We revel within the framework of existing codes.
Now we can only play within the frameworks and boxed gardens prepared beforehand by corporations.
Games, YouTube, music, movies, TV, reading, comics, anime, sports, fashion, makeup, cosmetics, gambling, cooking, travel, and anything else that is considered entertainment or human activity.
The importance of “creativity” and “innovation” is being touted, but there is no such thing as playing with no ingenuity.
We do not devise ways to enjoy ourselves.
No, they are made to do so by commercial companies.
Everything is just for self-expression, self-complacency, and advertising.
Information overload and saturation.
The digital pollution of capitalism is controlling our minds, even our unconscious.
Capital is the power source of the web.
In short, money.
Our desires, our sexuality, our identity, our thoughts, and even our beliefs are controlled, stimulated, conditioned, managed, and controlled by for-profit corporations for their convenience.
However, the gestures of denouncing this are also made on platforms such as Twitter and Facebook, which are also for-profit corporations, and this is a self-contradiction.
Unfortunately, as Hifumi Nakayama said, “the only one who laughs (in the end) is the platform.”
There is no escaping such self-contradiction and self-deception in this accusation.
Is it possible to exit or break free from social media?

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短歌

遠い声 遠い部屋

桜井夕也

http://www.yuyasakurai.net/

ゆれていて、かがやいて、やがてきえるから。空だけが残って シリウス

そして雪が降り、降り積もり、千年後また雪が降り、降り積もるだろう

遠雷と花弁 星のたましいにひかりを灯す とても遠くて

あなたという洗礼が花の名前を言いそびれた 微熱の海に音を忘れる

そう、それはたぶんユリイカ 空には光がなくて星座のままで

咲き誇ってよ薔薇 吾も汝もいない場所で 朝が閉じている星の声を聞いて

夏のサイダー一気飲みしてペルセウス流星群が鳥葬される

遠い誰かに手紙を出すように花瓶に水を差す たとえば夢 たとえば雪

昼寝したペンギンの税はアカシアで飛行機雲をずっと見ていた

クッキーを重ね着してる銀色の海の向こうにだれかいますか

王冠が卓球をする陽だまりにaloneのnがさびしそうで

ピンク色の象がいつでも空を飛ぶ淡い被写体としてデラシネ

濁音が群生をするわたつみの流線形がカシオペアと会う

とうめいな石楠花の花が壊れてる宝石箱にひろがってゆく

14のリサ、アルデバランを指差していぬのしっぽを鍵盤と言う

まだ遠い場所であなたは銀色の喇叭を鳴らす祝婚として

さようなら兎 さようならアニエス・ヴァルダ 手のひらに降るひかりの翼

金雀枝一面の野にきみが咲いた ひだりききの天使がきれいだ

夏至の日にルカ、笑ってよ 長いことぼくらはずっと森だったから

水鳥の音色を探せばあかときのヒヤシンスになれるからだから